収益を上げる話

2022-11-04 10:49:00

 

設計、建築は専門家がやること、ではなく、しっかり内容を理解しておくことが必要です。

重要なチェックポイントを押さえることが大切です。

①設計: 設計の良し悪しは売上や人件費に影響します。 現地調査と並行して望ましい店舗デザインが可能かどうか、検証することが大事です。 その場合、通常の平面図で検証するのはとても難易度が高いと言えます。 そのため、店舗を立体3Dで見えるようなソフトを使って検証することをお勧めします。 館内トラフィックからの視認性や最適なサインの位置と角度、また店内の客導線とともに作業導線も容易に確認できる効果があります。 なお設計費は工事費のおよそ10%前後が目安です。

➁内装工事費: 大きな投資なので、しっかりした検証が必要です。 内訳は、床壁天井の標準工事費、サインと照明費、什器費、そして空調等のB工事が大きなところです。 標準工事費は候補地の面積に比例します。 照明も面積比例ですが、サインはその数によります。 什器も広さによりますが、標準什器数があるので基本的には全店ほぼ一律です。 

工事費を比較検討するには、複数社から見積もりを取ります。 その際、図面を作成し見積前提の条件を整理すること、提出フォーマットも一定にして比較可能にすること、そして出た見積もりの妥当性を査定する、という業務が発生します。 これは施工の管理業務合わせて設計会社に任せることが妥当です。 件数をこなして標準工事費などが明確になってきたら、複数店舗の設計から施工まで一社に任せる入札を行うこともできます。

③事後検証: 建築で大事なのは、作って終わりにせずしっかりと検証することです。 

売上は計画通りだったか、客導線・作業導線は想定通りだったか、建築コストは想定内だったか、今後への改善余地はないか・・・などを開店後に現場の意見も聞いたうえで検証する。 この作業を繰り返すことで初めて高収益の店舗網を作り上げることができるようになります。 そうすることで、会社で最も大きな金額を動かす部署としての大きな責任に応えることができるのです。


2022-11-04 10:47:00

 

出店は大きな投資を伴い、損益を長期で規定してしまいますので、最初の調査の役割は重大です。

①商圏調査:まずはデータ上で当該地域(市・区レベル)の商圏調査を行います。

➁施設調査: 次に商業施設の場合はそのデータを知ることが重要です。

③実地調査: これに基づき実地で調査を行います。 客導線、通行量、客層、視認性、地形(じがた)です。

 

地域の人口と小売売上高の大きさがまず出店可否の大きな目安になります。 扱う商品の購入頻度と価格帯によって必要な商圏の人口や小売規模が変わります。 食品等の毎日買う比較的安価ないわゆる最寄り品は小さい商圏で成り立ちます。 何店か比較するアパレルなど買回り品は中規模が必要、そして購入頻度が低く単価も高い家具のような専門品は大きな商圏が必要です。 

特定の年齢層を狙う場合はその年齢層の人口の多寡をチェックします。

 

商業施設に入居する場合は施設側が商圏の人口データや競合データを細かく持っていることが多いのでそれを参考にします。 地図上で示されていることが多いので、自店競合もチェックできます。 

買回り品の場合は、その商業施設での同業種の合計売上規模が、自社の売上見込みと最も強い相関を示します。 同業他社が多いほど集客力が上がり自社の売上にもプラスのなるということです。 競合他社がいることはマイナスではなくプラスなのです。 

また、商業施設内のフロア別、エリア別の売上構成、客導線の情報も入館者の入口別のシェアも含めて入手しましょう。 好ましい主導線や避けるべきエリアが見えてきます。 

顧客の属性についてもハウスカードがあれば詳細に持っています。

 

最後に実地調査。 いろんなデータを見たうえで現地を実際に歩いてチェックします。 できればまずその地域全体でどういう人がどこに買い物に行くのか、という全体像をつかみます。 地元の人は買い物にもそれなりの経路のパターンを持っていて、それは簡単には変わりません。 

次に当該施設の調査です。 まず通行パターン(トラフィック)を把握します。 どこをどちらに向かってどれくらい通っているのか。 これが売上を大きく左右しますから入念に調査します。  最低限朝(開店直後)、昼、夕方(繁忙時間)、それを平日、休日でわけて調査します。 と言ってもカウンターをもって座り込んで調査するわけにいきませんから、 候補地前で1分間の通過人数を何回か数えて平均する、というような簡易的な方法で構いません。 

同時に競合他社の立地の確認。 競合はある方がよいのですが、見劣りする立地ではブランドとして好ましくありません。 それで業界序列が決まってしまうようなところがあり後々の出店にも影響するので、同業の中での相対的な立地の良しあしには強くこだわるべきです。 

また、店舗デザインもこの段階で施策してみることがお勧めです。 地形が設計上不具合がないかどうかをチェックするのと同時に、建築規制についての協議もするためです。 施設内には建築基準法的なルール以外に施設独自の建築、装飾の規制がある場合が多く(特に百貨店)、それがデザインの障害にならないかを事前にチェックすべきです。 


2022-11-02 10:40:00

 販売戦略を立てるためにはまず消費者の購買行動を考えてみましょう。 まず大多数の消費者は買い物をはっきり決めずおおよその選択肢や何かあればという程度の意思で来店します。 最終決定は実際に見てから、と思っています。  とはいえ、それがないと困るかというと、そういうことまずありません。 なので、何か背中をもう一押ししてくれるものを待っている、というのも確かです。 

しかし現実にはピンとくる商品がなかったり、値段が予算と合わなかったり、色やサイズが欠けていたりで空振りに終わることも経験上知っていて、それはなんとか避けたいという気持ちもあります。  消費者にとって何も買わずに帰ることが満足度ゼロの状態と言えるのです。 

こう考えると売上金額というのは売る方の満足度でなく、消費者の満足度を示すものだと考えることができます。 販売スタッフは満足度を高めるためには最大限の努力をすべきなのは当然のこと。 販売とはまさに顧客満足を届ける行為なのです。 

この認識を持つことで販売という仕事に誇りを持ち、自信をもって業務にあたるとともに、消費者に満足を与える仕事の喜びを実感できるようになります。 


1