利益を出すための話
2025-09-03 14:05:00
つくずく店舗とDXは相性が悪いな、と感じることが多いです。
いわゆるデジタル化施策には大きく分けて4種類あります。
① 物流・会計等業務の効率化。 やるなら製販卸全体での商品情報一体化、RFIDの標準化までやるべきだがまだまだ中途半端。
② 広告配信内容の最適化。 センサーを使ってブッグデータを解析しという初期投資に値するほどの効果が上がらない。
③ ポイント付加、クーポン配布、アプリ登録、キャッシュレス対応。 会計にかえって時間と手間がかかる結果に。
④ その他、スマホでQRを読み込んで注文、など、業務効率化にはなってもその分消費者側に負担をかけることにもなる策。
要するに、どれも企業側の都合だけで、消費者が買い物するのが楽しくなるように、という視点で投資されていません。
バーチャルの試着、バーチャルの肌診断、売らない店なども、せっかく実店舗に来ているメリットを消しているだけです。
これでは店舗に消費者を呼び戻すことはできません。
あくまで経営を改善するため経費を効率化する「守りの投資」に過ぎません。
必要なのは、消費者のための投資をすること。 それが売上を増やす「攻めの投資」なのです。