収益を上げる話
店舗では人目を引くための展示や陳列が重要です。 ショーウインドーに代表される飾りつけは季節感を表し商品の購買喚起をそのブランドらしく表現する、一種の芸術とも言えます。 このような飾りつけをVP(Visual Presentation)といいます。 同じように展示・陳列を表す言葉にVMD(Visual Merchandising)がありますが、こちらは全く別物です。
VMDの目的は「計画した数量通りに販売する」ことです。 売れたらいつでもいくらでも補充できる商材なら、売れ行きが良ければ展開面積を増やせばよいのですが、自社ブランドのアパレルや服飾雑貨などは販売計画に基づいて生産が行われています。 したがって、すべての商材を計画通りに販売しないと売上目標が達成できません。 これを行うのがVMDなのです。
各店舗には必ず消費者の回遊する導線があります。 一番たくさんの人が通る主導線上でしかも最初に触れる場所が一番売れる場所であることが多いし、奥に行くほど販売の可能性は低くなるでしょう。 このように同じ什器でも場所によって売れ行きが違うことを利用すると、場所別什器別で売上予算を配分することができるのです。 これがVMDの考え方です。 何をどこにどれだけ置くか、を決める作業です。 計画数量が多い商材を売れる場所の什器に置く。 これを順番に繰り返すわけです。
次に、売上を上げるためには関連商材の販売も重要な要素ですがこれにもVMDが貢献します。 関連商材、コーディネートして同時に購買してもらえる商材を一緒に見れる場所に配置する。 これもVMDの役割です。 このようにVMDは数字の裏付けがあっての手法です。 したがって、実際に販売開始後に計画と違いがでてきた場合には、VMDの見なおしにより計画に近づけるよう修正することも可能です。 このようにしてVMDによって計画通りの売上を実現していきます。