収益を上げる話

2022-09-27 13:41:00

マーチャンダイジングを担当する商品部門の責任数字としては、まずは売上があげられます。 それに加えて商品の生産にも責任を持つ立場ゆえ商品原価にも責任があるでしょう。 また売れ行きによって消化を促進するための値引きの判断もあります。商品原価と値引きは最終的に粗利益に影響します。 売上と粗利益を大きくするだけなら在庫は多く持つに越したことはありません。 しかしそれが経営に悪影響を与えることは明白です。 明白なのですが、在庫過多の経営への悪影響がどれくらいなのか、については把握が曖昧で精神的なものだけである場合もあります。 これでは日々の業務で高収益を実現する仕組みとはいえません。 アメリカの小売業で一般的な方法としては、展開終了時に残った在庫についてはすぐアウトレット担当部署に移管してしまうのですが、その際に商品原価の一部を割引して渡します。 過剰在庫を外部の処分業者にディスカウントして販売するのと同じ考え方です。 その際の原価の割引分(Write Off)として把握します。 最終的に、商品担当(Merchantといいます)の責任数字は、売上から原価・値引きを引いた粗利益(Gross Margin)からさらにこの在庫処分のための割引額をひいた額=Merchant Marginとなります。 これが売上、原価、値引、在庫のすべての要素を加味したうえで会社に貢献できた利益額を表します。